2002年11月 『「すべての民の御母」を讃える祈りと講演の集い』のご報告

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今年もローマの「マリアの家族」宣教会の創立者であり霊的指導司祭のパウロ神父をお迎えして11月23日に第2回目の「日本祈りの日」が東京六本木聖ヨゼフ修道院にて行われました。

午前中に、ご聖体を顕示して、ロザリオの祈りを皆で唱えました。「ロザリオの年」である今回の大会は特別なものになりました。その後しばらくの沈黙のあと、祝福と賛美の祈りで聖体礼拝を終えました。祈りの日には、「ご聖体への祈り」が欠かせませんと言っていました。私たちが、ご聖体の中にいらっしゃるイエスに出会うことが一番大切なことでしょう。アムステルダムは、ご聖体の奇跡の街と言われてます(参照: アムステルダムのご聖体の奇跡)。

パウロ神父は、今世紀に最も重要なご絵は、シスター・ファウスティナに与えられたあがない主であられる「いつくしみのイエス」のご絵と、「すべての民の御母」の「共贖者」のご絵だと考えられています。

過去4回行なわれたアムステルダムでの「国際祈りの日」及び、ケルンでの「ドイツ祈りの日」においても、「いつくしみへのロザリオ」(神のいつくしみへのチャプレット)が歌によって祈られてきました。

「日本祈りの日」においても、「マリアの家族」がご聖体の前で祈った時に録音したCD(ドイツ語版)からイエス様がファウスティナにお与えになった言葉を翻訳して黙想しながら祈りました。

今年の講話のテーマは「すべての民の婦人、マリアは私たちを堕落、災害、戦争に満ちた時代から、恵み、救い、平和の時代へと導かれる」でした。

講話の内容は、世界がいかに緊迫した状態にあり、アムステルダムのメッセージがこれまでとは比べものにならないほど緊急で、時代に適ったものであることを明らかにすることに重点が置かれました。たったこの一年間で、世界がどのように変化したかをスライドを用いながら説明され、このような惨事をさけるために、聖母は50年も前にアムステルダムにご出現され、私たちが回心するようにと願われたことを説明なさいました。イラクとの戦争についての預言にも言及しています。

アムステルダムのメッセージからの抜粋:
「この不安に満ちた時代に与えることが許されている私の言葉に耳を傾けなさい!……この時代がどれほど深刻でありどれほど困難であるか、あなた方は知らないのです」(1952.12.8)
「将来何が起こるか、あなたは知りません」(1951.4.15)
「サタンがいかに権力をもって支配するか、神だけがご存知です」(1955.5.31)
「サタンのくびきの下ですべての民族はうめいています」(1951.12.31)
「すべての民よ、私はあなた方に懇願します。……よく聞くようにと婦人はあなた方に請い願っています! 神の母があなた方に懇願したことはかつてありませんでした」(1955.5.31)

「すべての民の御母」のご絵と祈りに関して、また、聖母が「共贖者・仲介者・執りなし手」であるという「最後の聖母のドグマ」に関しては、パウロ神父が2000年にイギリスで行なった講話が小冊子になりましたので、そちらを読んでいただけるとよく分かると思います(※ 日本語版は品切)。

今年の講話の中で、パウロ神父は「ファティマ第3の秘密」「秋田のメッセージ」「ドン・ボスコの夢」「アムステルダムのメッセージ」を関連付けてお話しになりました。

これらのご出現はすべて教会認可のあるものですので、神からのものである。ならば、私たちはそれについて沈黙していてはならない! と強くおっしゃいました。2000年にバチカンから公開された「ファティマ第3の秘密」が過去のものである、つまり、1981年5月13日の教皇暗殺未遂が第3の秘密で言われていたことであり、「すでに終わったもの」だというのは間違いだとはっきりと言われました。

そして教皇様が2000年の大聖年に「今、時が満ちた」という言葉を添えて第3の秘密を公開するように指示したと言われました。

また、なぜ聖母がこのような預言を与えられるかというと、私たちが回心と祈りによってそれを回避するためであるから、決して恐れないようにとも強調されました。すべての人の母であるマリア様は、その母としての愛から、私たちを救うために世界中のあらゆるところでご出現されて、私たちの回心を求めていらっしゃいます。

冒頭にも書きましたが、もし、恐ろしいメッセージがあるとしても、それは、私たちを恐怖に陥らせるためではなく、そのような苦難に満ちたメッセージは、それを阻止するためにだけ与えられたということです。またそこに、アムステルダムにおけるこのメッセージの緊急性があります。

私たち一人ひとりの回心のため、世界がこのような災害そして戦争から守られるため、人類の救いのために、このように短い「すべての民の御母」の祈りをマリア様は私たちに下さいました。

「この祈りがどれほど御父のみ前で力があるか、あなた方には分からないのです」とすべての民の御母はメッセージの中で言われています。

この祈りとご絵は、カトリック信者だけではなく、すべての人のために与えられました。いつも、何をするときも、この祈りを祈るようにとマリア様は勧めておいでになります。

「マリアの家族」宣教会では、ロザリオの一連ごとにファティマの牧童の祈りの後、「すべての民の御母」の祈りを祈ります。

「ファティマ第3の秘密」をよく読むと、地上に火を点けるために天使が手に持つ燃える剣の火花や炎が、輝きによって鎮火させられるのですが、その輝きがマリアの右の手から出ていることに気づきます。なぜ聖母の御手から放たれる輝きが、人類を大きな災害から守るほど大きな威力をもっているかを説明するには、アムステルダムの「すべての民の御母」の御絵を見ていただければ分かると思います。なぜならまさにそこにおいて聖母は、神秘的な御傷を受けた御手をもって出現されたからです。そしてその傷あとからは恵み・救い・平和の3本の輝かしい光線が放たれ、地球と羊たちに上に注がれでいるのです。

ファティマ第3の秘密の中で、天使が「償い!」と三度叫びましたが、御父が世界に送ろうとされる「私たちの罪の結果である罰」を軽減するために、いかに「償い」が大事であるかを強調なさいました。

しかし「償い」は難しいことでも恐ろしいことでもないこと。「償い」には色々な形があるが、祈り・告解・ご聖体拝領・人を赦すこと・謝ることなどがある……と説明されました。そして、それは人を幸せにするものです。

また、「すべての民の御母」のご絵を配ることも「償い」の一つであるとおっしゃいました。確かに、ご絵を知らない人に配ることは勇気がいることです。しかし、この祈りは「世界を救う」力ある祈りですから、「心を込めて、すべての人に配って欲しい」と熱意を込めて願っていました。

講話の中で、このご絵と祈りによる奇跡を幾つかお話しになりました。それらの奇跡は、メッセージの中で聖母がおっしゃるように「私はこの祈りによって世界を救う」という約束の成就であるように思えます。

<<実例>>(次の文章はケルンでの『祈りの日』の講話から翻訳したものです。日本でも同じ実例をお話になりました)

すべての民の御母は、御絵と祈りの普及を通して、人類を宗教の誤謬とモラルの退廃から守りたいと思われます。しかも、それだけではなくすべての種類の災害からも保護なさりたいのです。アフリカで起こった印象的な例を皆さんにお話したいと思います。今年の初めにコンゴのゴマにあるニラゴンゴ山が噴火しました。

溶岩の流れと地震によって、甚大な被害がもたらされました。コンゴ人のキツィト・ブリンディは、自分の故郷に何年も前からすべての民の御母の祈りの御絵を広めていますが、彼は信じられない出来事について、アムステルダムのすべての民の御母のご出現地であるチャペルに次のような手紙で伝えています。私は彼の手紙の一言一言に震えるほど感動します。

「ゴマ市の住民の中で、すべての民の御母の御絵を受け入れ、崇敬し、祈りを唱えている家のすべては、今年の始めに噴火したニラゴンゴ山から流れた溶岩から免れました。また、これらの家々はその後に起こった地震の被害からも免れました。今、人々はたくさんの祈りのカードと御絵、それどころかオリジナルの大きさの御絵を要望しています。

みんなは、すべての民の御母がご自分の祈りによって守って下さったことを確信しています。そうですとも、この祈りは私たちを『堕落、災害、戦争から守られる』ために与えられたのですから。」

これは大変感動的な実例だとは思いませんか? 私は、ゴマの司教様、モンシニョール・ファウスティン・ヌガブと、今年の4月に個人的にお会いすることができました。司教様は、この普通ではないご保護に与ったことを私に証言なさいました。司教様は私にご自分の連絡先を下さり、ご自身のためにすべての民の御母の資料と御絵をお求めになりました。(終わり)

「すべての民の御母」がイーダ・ペアデマンにお与えになった56のメッセージはただ今翻訳作業が進んでいます。

今年の「祈りの日」の講話の内容も、できるだけ早く小冊子にして出版したいと思っていますので、皆様のお祈りと、できる方は少しの献金(出版費用のため)をお願い致します。

また、この聖母の懇願を心で受けとめられた方は、どうぞご絵と祈りを配る運動に御協力下さい。聖母はこの運動を平和と救いのための「世界的活動」と呼ばれています。

「この仕事の協力者に伝えなさい。この祈りは絵と共に、もっと、もっと、世界中に広められなければならないと!」(1951年11月15日のメッセージより)

「世界は変わるということを私が保証します」(1951年4月29日のメッセージより)

「祈りの日」の最後は、ミサと聖母への奉献を感謝のうちに致しました。

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